J.クリシュナムルティ

思考によってつくられていない空間には他者は存在しない

思考がそのまわりにつくりだす空間には愛がありません。そのような空間は人と人をへだてるものになります。その空間のなかでひとは何物かになろうとし、人生の闘いがおこり、苦しみや恐れがうまれます。瞑想とは、このような空間がなくなることです。"わたし...
J.クリシュナムルティ

なにも選びとることなく、事実に気づいていればよい

信念は必要ありません。理想が必要でないのと同じように・・・それらはともに"あるがまま"の事実があきらかにされるのに必要なエネルギーをそらしてしまいます。信念は、理想と同じように事実から逃避することです。そのような逃避のなかで哀しみがなくなる...
藤田一照

何かを求めているときには必ず緊張が生まれます

ブッダは法楽(欲望の満足による欲楽ではなく、法=真実が身心に浸透するときの悦び)に浸りながら坐り続けたといいます。樹下に打坐するブッダの顔には微笑みが浮かんでいたはずです。狂おしく求めていたときには得られず、かえって現在のありのままを受け入...
プラユキ・ナラテボー

今の幸福の因となった過去の一切は幸福のための因

気づきと洞察が培われてくると、因果の矢の向きが変わる。どういうことかと言えば、心の動きや状態にハマり込まずに客観的対象として心に対応できるようになり、それによって現実次元での事実は動かせなくても、心の次元での編集が可能になってくるわけだ。気...
OSHO

あなたが好きなのは受け身のスクリーン

もしある人が、あなたにあなたの自我(エゴ)を強化することを許してくれたら、その人が好きになるのだ。その人がスクリーンになって、自分が夢を見るのを助けてくれれば、あなたは、その人が好きになる。自分の見ている夢と合えば、その人が好きになるのだ。...
アルボムッレ・スマナサーラ

生命とは無常の法則によって流れるだけ

つまるところ、生命とは、無常の法則によって流れるだけのことです。生きるという苦しみは、すべての生命にあるものです。川のたとえで考えれば、流れるボールはときには激しい波に当たったり、渦巻きに巻き込まれたり、岩にぶつかったり、あるいは穏やかに美...
藤田一照

頭の中に作った物語を繰り返し生きることになってしまいます

一般的に能力といえば、何かを成し遂げるための能動的能力、いわば「ポジティブ・ケイパビリティ」ばかりが評価されます。そういう風潮の中では、「問題」を少しでも早く解決しようと焦ってドゥーイング・モードを起動させることが当たり前になってしまいます...
その他の著者

過去を手放す

個人としての物語を事実だと思うことが、しだいになくなっていきました。そのプロセスは1年ほどかかって完了したように思います。過去を手放すというのはじつに気持ちがよくて、すごく素晴らしい軽やかさを感じました。素晴らしいことなんです。人はいつも記...
OSHO

自分自身と、それをしているということを忘れてはいけない

私の規律はとても簡単だ。私の規律はこうだ。あなたの好きなことは、何でもやりなさい。しかし、自分自身と、それをしているということを忘れてはいけない。歩いているとき、あなたは歩いているのだと、覚えておきなさい。それを言葉にする必要はない。という...
ジャドソン・ブルワー

ただそれと共にあること

私たちが状況(人生)をコントロールしようとするなら、望ましい結果を得るために懸命に何かをする必要がある。これに対し、リラックスして、対象とダンスをするような態度がとれれば、状況の展開に合わせて、ただそれと共にあることができる。そこには努力も...
ラリー・ローゼンバーグ

失敗したという感じを抱かずに戻ってくること

実際には、呼吸と共にあること、心がさ迷い出してしまうこと、さ迷ったことを知ること、穏やかに戻ってくること、そのすべてのプロセスが瞑想なのです。戻ってくるときに、自分を責めたり、裁いたり、失敗したという感じを抱かずに戻ってくることがとても大事...
アルボムッレ・スマナサーラ

人生は紙コップや割り箸のようなもの

人は生きているといろいろなものを背負い込みます。年齢を重ねるほど、背負う荷物は増えていきます。荷物が重くなってくると、自由に動けないし、心も柔らかさを失っていきます。しかしながら、人生は本来私たちが思っているほど大そうなものでも尊いものでも...