あなたが子供なら、何もかもとても強烈になる。思い出してごらん。自分が浜辺を走っていたときの、貝殻を集めていたときのことを。あるいは庭で蝶々を追い回していたときのことを。もう一度思い出してごらん。いかに物事が完全に違っていたか、いかに人生がより色彩豊かであったか、何もかもがいかに不可思議であり驚きであったかを。何もかもがいかにすばらしく、まったく信じがたいほどに美しかったかを。
何もかもが、いかにしばしばあなたの注意を引いたか、いかにしばしばあなたの内面を、夢をかき立てるような気分にさせたかを。そしてあなたはいかに活気にあふれ、晴れやかで、沸き立つようで、喜びに満ちていたかを。
人生は、いかにまったく異なった様相を呈していたか。いかに自分がささいな意味のない事に大喜びしていたか。いかに自分が、遊び好きであり、すべてのものが未知であり、神秘であったかを。
同じようなことは、ふたたび起こり得る。いや、起こらなくてはならない。インドではこうした人のことを、つまり二度目の幼年時代を達成した人を「二度生まれた人」と呼んでいる。彼はふたたびうまれた。身体的にではなく心理的に。最初の誕生は身体だけだが、二度目の誕生は魂のものだ。
(OSHO「OSHOタイムズ vol.39」p30)