主体と客体を見ている観照者

OSHO

瞑想の本質的な核心、その真髄は、いかに観照するかを学ぶことにある。

カラスが鳴く・・・あなたは聴いている。ここに二つのもの、主体と客体がある。だが、そこに両者を見ている観照者が見えないだろうか。カラス、聴く者、なおかつその両者を見守る誰かがいる。

これは非常に単純な現象だ。

あなたは木を見ている。あなたがいて、木がある。だが、もうひとつ発見できないだろうか。自分が木を見ているということを、そしてまた、木を見ている自分を見ている観照者が、あなたのなかにいることを・・・。

(OSHO「新瞑想法入門」p26)